大阪に新形態のパワースポット出現す!

大阪中之島美術館

構想から約40年ですよ。
その間、元号が2回変わってるんですよ。
おまめJKからアラカンですわw



それが今年2022年、くしくもわたしの誕生日である2月2日に悲願のオープンってことだったので、こりゃあお祝い兼ねて見に行かなくては!と思いつつ半年も放置していたのは、中之島美術館の施工速度に合わせてさしあげたってことにしとこうw 

目的その1:大阪のモノリス



梅田からてくてく歩くこと15分、そろそろかな?


真っ黒なキューブ型の不思議な雰囲気の建物ということなんですが・・


ん?


もしかして、あれ!?


ってか急に出て来こられても困るがな💦
ここに来た目的その1は建物全景を見ることやのに💧


しゃーない


戻ろう😭 ←炎天下午後2時

振り返ったところにある茶色いビルは『ダイビル』なんですが、東京にも3つほどあるんでご存知の方もいらっしゃるかな?

変な名前だなーとずーっと思っていたらば、これね、大正12年の設立当初は『大阪ビルヂング』という名前だったそうで、それを大ビルと略して書いたらダイビルと読み間違えられ、ま、ええか、となったそうですw



さー かなり離れたんでそろそろ振り向く? 



お?



おお!!!

大阪中之島美術館


ひゃ~~ 確かにブラックキューブ!
『まるで都会に出没したモノリス』って声にも頷ける~


あのL字のガラス窓が気になって歩きながら調べたところ、隣接する大阪市立科学館がL字に映るように設計したんですって。
Iではダメだった理由をわたしは知りたいw




さー 敷地に入りました!

芝生広場

春にモディリアーニ展が開催された際、ここにイタリアンカフェ(屋台みたいなの)が立ったんですよ。
展示物を見た後、それにちなんだ食べ物や飲み物を屋外でフランクに楽しめるなんて最高ですよね~🍷


しかし都会のど真ん中の美術館にしては、敷地面積広すぎない?


そうなんです。
実はですね、中之島はその昔、日本中の米や特産品などが集まる蔵屋敷の林立エリアだったんですよ。

当時の様子


まさしく水都ですよね。

絵の中央付近に赤い鳥居があるのが見えますか?
船が何艘か入ってて、屋敷に直接荷揚げができるようになってますよね。
この立派な造りの蔵屋敷は広島藩のものでして、総面積約3900坪という超ド級の広さを誇ったその跡地に中之島美術館が建ったというわけなんです。


蔵屋敷発掘作業の様子


美術館が建つ前は大阪大学医学部があったんで、そのはるか前ってことですが、よほどしっかりした作りだったのでしょうね。
中からは当時の荷札や陶磁器まで出て来たそうですよ。


ちなみに赤い鳥居ですが、広島といえば厳島神社、それを勧請して祀ったのだそうです。
本家広島と同じく大阪にも水上に厳島神社の鳥居が浮かんでいた歴史があったなんて感動!

目的その2:船の守り神



目的その2が見えてきました。


遠目でみるとウルトラマンちっくですが




猫なんです🐱

SHIP’S CAT byヤノベケンジ



大航海時代、船中で害獣をやっつけたり天気の急変を読んでくれたりしたことから、船旅の守り神的存在となった”猫”。
その猫をモチーフにしたヤノベケンジさんのSHIP’S CATシリーズの大阪中之島美術館バージョンが、この赤い猫というわけです。



わたしがヤノベさんを知った、というか初めて作品を認識したのは、博多にある若者向けホステルのためのSHIP’S CATでした。

若者向けホステル『WeBase』@博多の玄関前に展示



『混迷する21世紀に旅をする若者を応援する』という趣旨で作られたこの猫には、未来を見通せるように目やヘルメットを光らせたり、海に潜っても大丈夫なように潜水服を着せたりという、親世代の愛情かつ父親らしい大きな優しさ(冒険心はけっして捨てるな!みたいな)がそこここに散りばめられていて、同じ若者を応援する者としてめっちゃ感動したんですよね。


でもってこの人、チャリ圏内・隣市在住の同い年なんですよ。
というので密かに応援していたらば、この大阪プロジェクトに関わったと聞き、ぜひ作品を見てみたい!と。



かつて船が活発に行き来していた跡地からの新たな大阪の船出。
意味的にも猫の守り神はピッタリですよね✨


ちなみにボディの朱赤は広島藩に敬意を表し、厳島神社の鳥居の色を表現したそうです。
歴史を重んじるその心意気に思わず二礼二拍手一礼!

目的その3:芸術は爆発だ!



いよいよ入館~♪

関西で活躍するアーティストの作品を置くミュージアムショップ
子供の命令だけを聞くという『ジャイアント・トラやん』byヤノベケンジ




トラやんは4階にいるんですが、各階の階段からも見ることができるんです。
というのも、ここのテーマはpassage<パサージュ>。


ってなに???


wikiによると『パリにある開放感抜群の商店街』のことで、幅広い世代の人が誰でも気軽に自由に訪れることのできる賑わいのあるオープンな屋内空間を目指してパサージュをテーマにしたそうですが、天神橋筋商店街じゃダメだった理由をわたしは知りたいw




まぁ確かに全館吹き抜けはめちゃめちゃオープンですね。

上から見下ろした図


目的その3が向かって右側に貼られてます。


『本職は人間』と言い切る高度経済成長のアイコン・岡本太郎展が開催されていると知り、こりゃ晩夏のパワーチャージにちょうどいい!と。


平日の昼過ぎだからか、同年代以上のシニア率が高かったです。
元気でなにより!





展示室ではリボンシリーズが観客をお出迎え。


岡本太郎の絵に頻繁に登場するリボン、その解釈には「反抗」「渇望」「心の叫び」など諸説あって真実は誰にもわからないということなんだけど、「心の叫び」にしといたら間違いない気がしません?w




展示物は全て撮影OKという太っ腹。

原爆が落ちた瞬間を描いたとされる『明日の神話』



いろんな人種の子供たちの顔が伸びゆく樹にくっついてるのだそう。

『こどもの樹』



「宇宙を掴み、客を呼ぶ」という意味が込められているらしい。

『赤い手青い手』




食物連鎖ピラミッド?

『生命の樹』



とまぁ、これらはほんの一部なんですが、この人の作品は原色使いで大胆タッチ、子供をテーマにしたもの多しで、なんだか拘りの強いヤバい遊園地にいるような錯覚に陥りましたwww

共感する名言



目に見えないたくさんの敵と戦いながら、戦後の激動期をエネルギッシュに生き抜いた岡本太郎。
数々の名言を残していることでも有名ですが、その中にこんな言葉があるんです。


人生の岐路に立った時、私はいつも困難なほうの道を選んできた。


これね、わたし自身がまさにその通りだからよくわかるんだけど、「苦労崇拝」とか「いばらの道愛好家」とか、そういうのじゃないんですよ。


「困難」の対義語は「容易」、カンタンで楽なこと。
じゃあ人はどんな時に楽と感じるのだろう?


結果が容易に想像できる時、人はそれを「楽」と感じるんですよ。
たくさんの人が既にやっていて、大半の人が成功していて、結果までちゃんと出ているわけですから、自分が同じことをした場合も容易に想像できるんですね。


片や困難な道には前例がなかったりするんで、結果なんか全くもって想像できない。
それが面白いんです。
単にそれなんです。
想像できないから面白そうに感じるんです。


またそっちの道のほうが、自分の欲しかったものが落ちてたり、何気にゲットしたらばパワー強化アイテムだったとか、嬉しいサプライズが得てしてあるものなんですよね。
そういう経験則もあって、わたしも太郎氏と同じく困難な道を選んで生きてきました。


人生の岐路に立った時、わたしはいつも面白そうなほうの道を選んできた。


太郎氏が生きていたら、そうそう、それそれ!って言うと思うな~

初詣を済ませて



時間に余裕がなかったんでほとんど走ってましたが、とりあえず目的だけはカンペキに果たして中之島美術館をあとにしました。



次回はこんなところや

フェスティバルプラザ大阪


こんなところにも行きたいなー😍

8月10日に館内にオープンしたカフェレストラン『ミュゼカラト』

まぁ40年というスロースピードでできた施設、ゆっくり付き合っていこう😊


という感じの大阪新名所、というか新しい形のパワースポット、みなさんもぜひ遊びに来てくださいね!

コメント

  1. おまめ おまめ より:

    nikonekoちゃま(^o^)丿

    おお!nikonekoちゃまは中之島のSHIP’S CATを御存じだったのですね!(喜)
    いやもうデカいから圧巻なんですが(おまえがゆうな?w)、今を生きる者たちへの応援、そして歴史に対する敬意が感じられ、なんとも暖かで優しいにゃんこでした✨
    nikonekoちゃま、いつか絶対見に来てくださいね!

    こちらこそ、いつも読みに来てくださりありがとうございます💗

  2. nikoneko より:

    こ…これは…以前大阪行った時、時間と体力(笑)の都合で諦めた、SHIP’S CATちゃん!
    次に機会があれば、是非ともお会いしたいネコ様です〜❤️←美術館は?
    はい、美術館も是非w

    中之島は大昔、行ったことあるのですが、全然変わってるんだろうな…その前にどんなだったか覚えていないかも^^;

    いつも楽しくて、為になる記事を有難うございます😊

  3. おまめ おまめ より:

    kikiさん(^o^)丿

    そうやん、知らん間にいっぱいいろいろできてるのがけっこうショックやったりするよなw
    わたしらどこに住んでるんや🤣
    岡本太郎展のあとはミュシャよ!これはいかんと!

    究極の楽は道を選択せずそこにいることよね?
    元来た道を帰るって手もある。
    そうじゃなくて、とにかく前に進むことを選択したら、どんな道を行こうが新しい景色を見ることができるわけで。

    つまり多かれ少なかれ人間みなギャンブラー、kikiさんも立派なギャンブラーよ😆ナカーマ

    🕋神殿、出た!!!www

  4. kiki より:

    炎天下に取材、お疲れ様でござる😅
    このようなかっこいい美術館がででーんとできたんやねえ。
    「テンシバ」のように知らない名所が色々あるようでw
    ぜひ次はご一緒させてくだされ〜・・・秋が多少なりとも進んだ頃に💦

    人生の岐路に立った時・・・深く納得します。
    まめちゃんは間違いなく岡本太郎側やな〜。
    一度きりの人生とはよくいうけど、それを本当に実践している人ってそう多くないと思う。
    ギャンブラーとも言えるw
    リスクをとる、いてまえ!といういい意味ででっせ〜!

    では、次回の🕋(カーバ神殿と打ったらこんなん出たw)訪問楽しみにしてま〜す

  5. おまめ おまめ より:

    かたつむりちゃん(^o^)丿

    うん、ブログにはシャクの関係で書けなかった「未来への想い」が建築物のあちこちに散りばめられている素敵な施設よ。
    しかしパサージュはどうよ?w
    大阪がパリってどうよ?w
    そしたら子豆が「ゆうときますけど寝屋川の姉妹都市はパリですからね」って!
    ありえへんwww

  6. かたつむり より:

    40年前といったら、私小学生くらいかも。
    すっごく面白そうな美術館ですね。猫がかっこいい!!
    太郎さんの作品も興味深いです^^
    『困難なほうの道を選ぶ・・・』って深いですね~

    素敵なレポをありがとうございました。とても楽しかったです♪

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